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メルセデス・ベンツW123  280E「変速しない言う事でで入庫されました。」診断した結果、ATミッション本体が原因でした。

早速、ATミッションを下ろします。


ATミッションを分解し原因を突き止めます。やはりのシール等が原因がでした。シール類がプラスチックのように硬化していました。


この、722.3ミッションはボール盤で加工が必須になります。


全てのパーツを超音波洗浄、メチレンクロライドにドブ漬けし乾燥させていきます。



バルブボディの同様に超音波洗浄、メチレンクロライドにドブ漬けし乾燥させていきます。
こちのバルブボディには対策部品を組み込みます。


クラッチクリアランス測定、ピストンの動作をチェックし、対策部品を組み込み、組み上げていきます。


今回のオーバーホールで変えた部品になります。オーバーホールでは、この様に消耗部品、対策部品を変えていきます。


完成したATミッションです。トルココンバーターは洗浄してあります。
車両に搭載し、テスターで動きを見ながらロードテストを実施します。
全ての作業完了後、お客様にお引き渡しをしました。